絶対に読むべき おすすめシリーズ小説③ ばいばいアースシリーズ
さてさて前回の
絶対に読むべきおすすめ小説シリーズでは
今回もファンタジー小説のご紹介です。
ばいばいアース
著:冲方 丁
この小説は2000年に発行されたファンタジー小説です。
マルドゥックシリーズ・蒼穹のファフナーのアニメ化など
様々な人気作品を今も生み出し続ける作家さんですね。
このシリーズはそんな今をときめく作家さんの
デビュー2作目のシリーズ小説になります。
まず、この作品の面白さは
・冲方さんの独特の世界感
・ハードボイルドとチャーミングさを合わせ持つキャラクター
・ドラマチックかつ、深みとテンポのいいストーリー
まあ、いってしまえば、すべてが面白いし魅力的だということです。
ストーリーのあらすじは
花が生き生きと動き、人々は動物の姿をした異世界。
そこにただ一人生まれた人間「ブラック=ベル」
一人ぼっちの少女が強くも儚く戦い、
「自分を受け入れてくれる場所」を探す旅の物語です。
魅力①独特の世界観
先のあらすじに記載したように
「花」(植物)は動物のように生き生きと動き、
「人間」はウサギや人魚などの動物的外見と特徴を持っている。
世界は都市<パーク>と都市外<アンダードック>に二分され、
正義と悪に分かれ争っている。
といった世界が舞台になっています。
分かりやすい世界構図ではありますが
そこに種族と正義と悪の主観的なカテゴリ分け
をすることによって読者に対し、
世界観を押し付けるのでなく、
何が正義なのか?
または微妙な世界の歪みを読者に深く印象付け、
その世界に導いてくれます。
ぱっと思い浮かびますが
「ばいばいアース」のように詳細な舞台設定と
見方によって変わる正義と悪のリアルさは他のファンタジー小説とは
一風変わったダーク感を見事に醸し出しています。
さてさて、ここまで物語のあらすじと世界観について
簡単にご紹介させていただきました。
次回はさらに「ばいばいアース」の面白さの核になる
②ハードボイルドかつキャッチャーなキャラクター
③ドラマチックなストーリー
についての魅力をご紹介していきます!
気になった方は是非「ばいばいアース」を読んでくださいね。