子夜の読書倶楽部

面白かった小説の紹介や、本に関わるオモシロイコトを紹介していきます。

絶対読むべき漫画シリーズ① イエスタデイをうたって

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イエスタデイをうたって 著:冬目 景

気づけばもう12月。
クリスマスも近づき、

町はどんどんきらびやかに楽しさを増してきますね。


さて、そんな雰囲気なくなってしまえと願って止まない私です。

 

そんな思いを胸にそっとしまって

今回ご紹介するのは恋の季節にふさわしい?

甘酸っぱい大人な漫画。

イエスタデイをうたって
著:冬目景

1998年に出版されたこの漫画は

休載などを挟みながら2015年、全11巻で完結しました。

ジャンルは恋愛、夢、仕事などの私たちが直面している日常の問題を

悩み、助け合いながら未来を手探りで探していく人間ドラマとなっています。

 

 ざくっとストーリーをご紹介。
 

 主人公リクオは大学卒業後、やりたいことが見つからず

フリーターで毎日小さな喪失感を持ちながらすごしています。

ある出来事をきっかけに真っ黒なカラスを連れた少女、

ハルがリクオを好きになり、二人の距離は恋人とまでは

いかないもののどんどん近づきいていきます。

そんななか、リクオの大学の同級生で好きだった

森ノ目榀子がリクオの目の前に現れ、

三人の関係は大きく変化し始めます。
 

三人は過去を受け入れ、そして未来を見つけることはできるのだろうか。


この漫画が大好きな理由は
作品の雰囲気
とても共感していまうキャラクター達の悩み
です!

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ヒロイン 野中晴 ハル

けっして悩みは解決するものではなく、

どうやってその悩みと付き合っていくか

をキャラクターたちが決めて、

生きていくリアリティのあるストーリーは

なかなか今求められていることではないでしょうか。

 

悩んで、傷ついて、そして再生していく。

 

主人公が女の子にモテモテなんて都合のいい

いかにも恋愛漫画の設定ではありますが

この物語の根底には

現実の問題をうまく取り入れ私たち読者に対して

現実と向き合う機会をくれる物語です。

 

そして、主人公たちが立ち直って進んでいく姿には

自分も頑張れると大きな勇気と小さな自信を貰えますよ。

 

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完結巻ではなんとも言えない寂しさが・・・

 

年の終わりの寂しさをちまっと噛みしめながら、

暖かい部屋でたっぷり時間を用意して読んでみて下さい。

 

あとこれだけは伝えておきたいです。

私は絶対にハル派です!

 

 

それではまた!