子夜の読書倶楽部

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【思考の沼】SF小説ってめちゃめちゃ面白い【SF小説】【読書の仕方】

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SF 小説 読書 AI 楽しい

SF小説は私がよく読むジャンルの一つです。

 

勿論ファンタジーやミステリー小説もいつも楽しく、

ワクワクしながら読んでいますが、

 

熱中する、じっくりと読み込む、物語後も思考の余韻に浸れる

といった点で私はSF小説を手に取ることが多いですね。

 

 

では


SFが面白いと思っている私の頭の中を下につらつらと書いていきます。

 

SF小説の面白さ】

SF小説の面白さは沢山ありますがなんといっても

理屈がしっかりと通っていることが多い事です!

 

SF小説の根本として定義があります。

それは

「起こりそうも無い事を起こりそうに描いたもの」

簡単に言えば物語の舞台が過去であろうと、未来であろうとどこかが

私たち達の世界の常識(科学的な、人間的な意味で)繋がっていることです。

 

この繋がりがSF小説を楽しむうえで大事なことではないかと考えます。

 

今、私達の世界の常識とSF小説の舞台が繋がっているからこそ

「起こりそうも無い事を起こりそうに描いたもの」

が常識を裏切ってくる「面白さ」に繋がってくるのです。

 

もう一つは思考する面白さですね。

SF小説のキャラクター達に生きている世界が私達の常識と同じですが

キャラクターの思考が私達の常識と合っているとは限りません。

 

例えば、

人から物を盗むのが当たり前の主人公。

自分の体をサイボーグ化するのに抵抗のないヒロイン。

などなど。

 

SF小説の世界のほとんどが私達の常識とリンクしているからこそ、

この様な特異点が物語の”キモ”になってきます。

 

この特異点は小説のテーマを司るものです。

 

私達の「常識を覆すもの、否定するもの」を提示された時

私達は「それ」に対し、何を思うのでしょうか。

 

受け入れるのか、それとも反対の理由を考えるのか。

 

そのテーマに対して正解は用意されていません。

そもそも正解はないのです。

なぜならSFは「起こりそうも無い事を起こりそうに描いたもの」なんですから。

 

正解がでない「問」に対し私達は無限に考えさせられる。

結局、答えがない事を永遠と考え、思考の沼にどっぷりを浸かってしまう。

 

なんて無駄な時間なのでしょうか。きっとそう思う事でしょう。

でもそれと同時に私はこの無駄を最大に楽しんでしまいます。

 

私はて贅沢で無駄な時間を過ごせるほど今が幸せなのですから。

 

また、時間が出来たら思考の沼に浸かってしまうSF小説

是非、ご紹介したいですね。

 

それでは~。