子夜の読書倶楽部

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ひとり旅について考えてみる。【子夜の独り言】

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ひとり旅 ブログ 


貴方にとって旅とは何だろうか。

 

それは美しい景色を見ることや、その土地の美味しいものを食べること、

もしかすとドライブすることや、電車にのる理由かもしれない。

 

私にとって旅とは何だろうか。

そんなことを不意におもって、今までの旅やこれからしたい旅の

事について一つじっくり考えてみることにした。

 

旅とは「本当の自分を取り戻すこと」なのだ。

 

最近、よく自分は仮面を被り続けているとおもう。

きっとこれは私だけでなく、普通の人ならだれでもそうだろう。

社会の一員として生きていく中で、

「善い人」であることは非常に重要なのだ。

 

最初から善い人であり、善い人であり続ける。

 

それが今は求められて、世間の評価基準になっている。

善い人であることは自分では絶対決めることができない。

何が「善い」かは他人の評価でしか決められないからだ。

 

だから仮面を被り続けるうちに、その仮面が本当の自分に

なってしまうのが怖いのだ。

 

自分がいいと思ったことでも、

他人がよく思わなければやらない。

自分がいいと思った考えでも

否定をされないよう外では言わない。

 

そんな積み重ねがいつしか本当になり、

他人の評価でしか行動できなくなるのが怖いのだ。

 

だから私はひとり旅をするのだ。

だからひとり旅が好きなのだ。

 

知らない土地で普段の自分を知らない人たちと

出会い、話している中で初めて自分が思っていることを言える。

それは普段所属して環境や関係が壊れる不安が

ないからできることなのだ。

利害関係が全く存在しない場所にたどりつく。

 

そして仮面を外した自分を改めて見て、

自分がやりたいことをじっくりと考える。

 

ひとり旅はいつもは隠している自分を

再認識する事なのだ。

 

そんな結論にたどりついたとこで

折角なので文章にしてみることにした。

 

人前ではっきりと思ったことを言えない、

臆病な私のひねくれた、けども大事な考えを。