子夜の読書倶楽部

面白かった小説の紹介や、本に関わるオモシロイコトを紹介していきます。

【理想】物語と紙に埋もれて生きていきたい【スローライフ】【読書】

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紙 物語 本 読書 スローライフ

【物語と紙】

都会の街並み。煌々と輝くビルの群れ。

駅は人の洪水で溢れかえっている。

下を見て、空を見上げれば世界は

私を閉じ込める様に

コンクリートで包み込む。

駅からあふれる人の波は私を飲み込み、

多くの音で私を溺れさせる。

 

私は息を止め、苦しみながらも波が過ぎるのを待つ。

私が流され、波の一部になってしまわない様に。

 

・・・なんてちょっと詩的なものを書いてみました。

なんだか照れ臭いですね。

 

さて、今日の独り言をつらつら書いていきます。

 

昨今、スマートホンやタブレットの普及し、電子の時代

といっても過言ではないでしょう。

 

かつては、紙に印刷されていたポスターは

あまり見ることがなくなり、

代わりに見やすく効率の良い電子掲示板が

進出しています。

 

同様に今は電子コミックや小説が当たり前になり

本屋離れが大きな話題になっています。

 

確かにどこでも、簡単に、保管も場所を取らない

効率的な電子書籍は優れたものです。

ですが私は紙で楽しむ読書が好きなのです。

 

水に弱く、簡単に折れ曲がり、場所をとる

不便な紙の本が好きなのです。

 

紙ににじむ様に物語を作る文字

指先でページを一枚一枚めくる感触

物語が進むにつれ、左手の厚みが少なくなる悲しさ

 

どれも読書を彩る重要な要素だと私は思います。

私は読書を楽しむと同時に紙というもの楽しんでいたのか

と最近思うようになりました。

 

物語とは頭で楽しむもの

本とは体で楽しむもの

なのでしょうか?

 

だとしたら私は

物語と紙に埋もれて生きていきたい

と思う今日この頃。