子夜の読書倶楽部

面白かった小説の紹介や、本に関わるオモシロイコトを紹介していきます。

絶対に読むべき おすすめシリーズ小説② 狼と香辛料シリーズ

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狼と香辛料 ホロ ロレンス
さてさて、今回は

まじで最高な

狼と香辛料シリーズ
面白い要素その2
主人公ロレンスとヒロインホロ
について、紹介していきます。


このシリーズの主人公 ロレンス
20後半の行商人。
自分の店を構える事を夢見て、
毎日金儲けに精を出す商人。

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狼と香辛料 ロレンス

ヒロイン ホロはその姿は貴族の美少女
ですが、実は、齢数百歳を超える狼なのです。

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狼と香辛料 ホロ

魔法も登場しないファンタジーですが
ここでようやくファンタジーぽくなりましたね。

賢狼と呼ばれ、人からあがめられてきたホロは
その名にふさわしく、頭脳明晰素で晴らしい起点の利く頭脳を持っています。
タイプでいうと天才タイプ。

一方主人公のロレンスはすばらしいやり手の商人ではありますが
天才でもなければ、貴族の出でもない
ごく一般の平民出身の行商人です。
ただ、他の商人と異なる点は
「度が過ぎるほどのお人よし」
タイプとしては努力した秀才ですかね。

ロレンスは「みんなで笑って利益を山分けするほうがいい」
というほど、普通の利益を独占したがる商人とは異なります。

そんなお人好しなロレンスと天真爛漫なホロは互いにどんどん惹かれていきます。

ロレンスはホロのこの世のものとは思えない美貌、素晴らしい頭脳、そしてなにより
その自由な生き方に。

ホロは今まで生きてきた中で出会ったことのない
突き抜けたお人よしなロレンスに。

ですがお互いプライドが高いため、惚れたなんておもいません。
「惚れたほうが負け」
なんていうかぐや様は告らせたい」張りの意地を張り続けます。



お互いのことが好きなのに、意地を張り続けるそのすれ違いには
やきもきしつつも、甘く物語を彩ってくれます。

一体いつになったらお互い好きって認めるんだ!
なんて思いながら物語を読んでください。

そして、二人のやり取りもこれまた面白い。
ロレンスはあまり女性の相手が得意ではなく、
不器用にホロのことを思いやる様子。

ホロの「わっち」や「くりゃんせ」などなどの花魁言葉を使いながら
ロレンスの心を揺さぶる様子にどきどき、
とても数百歳とは思えない無邪気な笑顔、
そして悩みを吹き飛ばしてくれる自由な生き方に元気づけられることでしょう。

エコノミクスの堅く、難しい物語の中に混じる
甘い恋愛模様はまさに物語のスパイスとなって
あなたを病みつきにしてくれます。


以上、私のお気に入りのシリーズ小説
狼と香辛料
のご紹介でした。


気になった方は是非是非読んでください。
駄文失礼致しました。